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退魔イベントでは次のようにフェイズ進行する。
□依頼フェイズ
時間 |
30分 |
目的 |
依頼人から話を聞き、どの情報源へ向かうか決断する。 |
説明 |
依頼場所に終結した騎士が依頼人より話を聞き、今後のことを相談するフェイズです。
このフェイズが開始時点は、依頼人が騎士に依頼の概要(退魔イベントの告知内容)を説明終えた直後です。
騎士は、掲示板に書き込んだ順に、依頼を聞いてなんらかのアクションを起こして下さい。
[アクションの例]
黙ってうなずく。独り言を言う。仲間(騎士)に感想をいう。依頼人に対し何か言う。
順番にアクションを終えたら、あとは騎士同士で相談して、提示された情報源を誰がいくか相談して下さい。
原則、1つの情報源に対し、1人の騎士が対応することになります。
騎士の情報源の選択が終わり、調査に出発する時点でフェイズ終了となります。
【プレイヤーガイド】
・イベント開始時の騎士の立ち位置を決めよう。
退魔動機、依頼人や騎士との会話で、自分が事件にどのようなモチベーション、考えで挑むのか整理していこう。
それが後のロールプレイにも生きていくはず。
・依頼人に事件について尋ねるのは無駄。
基本的にイベント告知時の依頼内容で、依頼フェイズで確認できる内容はすべて記載されています。
依頼人に根掘り葉掘り尋ねても「知らない」「わからない」と答えるだけです。
そんな時間の無駄をするよりは情報源を選択したり、騎士との会話を楽しみましょう。
【マスタリングガイド】
・基本的にEMは何もすることはありません。
・騎士から依頼人に対する質問に関しては、原則「知らない」「わからない」と回答すればいいですが、もしも騎士の質問で、捕捉的に回答したほうがいいと思った場合は、依頼人の知っている範囲で答えてください。
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終了 |
調査に出発する時 |
□事件フェイズ
時間 |
120分(シーン40分) |
目的 |
依頼人から話を聞く |
説明 |
実際の調査を行うフェイズです。
依頼を果たすための調査をする
セッションと異なり、様々な制約(退魔士の常識)があるので注意してください
甲種の場合、障害の弱点を探す必要もあります
【プレイーヤーガイド】
・能力の組合せに注意!
障壁判定で判定結果の目が高いほど、EPを減らすことができますが、かならずしも、事件フェイズ終了時点でEPを0にする必要はありません。
EPを減らすだけなら退魔フェイズのほうが簡単に減らすことができます。
事件フェイズの障壁判定で重要なのは、できるだけ能力を組み合わせずに判定に勝利することです。
・闇に隠れて異能を振るおう
セッションと異なり、退魔イベントでは異能を大っぴらに使用できません。
世界設定的にもダメですが、判定でもマイナス修正がかかる場合があります。
異能は必要最小限、誰にもしられないように使うようにしましょう。(ただし、闇の世界の住民が相手の場合はのぞく)
・真の解決方法
事件は解決しなければいけませんが、ただ力任せに解決するのではなく、冴えたやり方をすれば、よりみんながハッピーになる方法があるかもしれません。
それが真の解決方法です。
あるかどうかはEM判断ですが、ただ力を振るうだけではなく、よりよい解決方法を探し出してみましょう
【マスタリングガイド】
・ヒントは多めにだそう。
自分はヒントを多めに与えたつもりでも、プレイヤーには気付かれていない場合があります。
ここまで露骨でいいのかな?と思う程度にだしましょう。
・もしも退魔対象の見せ場(異能6)が封じられた場合
退魔イベント(甲)において、事件フェイズにおける異能(6)の行使は、退魔対象の最大の見せ場とあるといえるでしょう。ドラマチック(4)を組み合わせれば、騎士と互角、ダイス目次第では、1回だけとはいえ、騎士に判定で勝つ可能性があるのですから。
弱点さえ封じられなければ……
事件フェイズの場合、偶然、あるいは大雑把な感じで弱点を封じることが可能なロールを行われる場合があります。
多少、自分の想定と違っていても、封印されそうな場合は、封印されてください。
その時は、騎士に競り勝つことができそうだったのは夢だったと思ってあきらめましょう。
なお、障壁判定でEMが専攻してロールした場合、そのロールが確定されたわけではありません、PCのロールで弱点を封印された場合は、判定結果のロールの際、異能(6)が封じられ、使用できなくなった描写をしてください。
・真の解決方法
真の解決方法を選択した場合、NPCのロールなどで、真の解決方法についての情報をばんばん与えてください。
真の解決方法の有無について、ぶっちゃけるかはどうかはEMの判断にお任せします。
ただ、気をつけて欲しいのは、真の解決方法はEMが思い描く物語の結末です。PLやPCがそれを望むとは限らないことを注意してください。
真の解決方法を探し、行うよう無理意地するのだは、ダメ、絶対にです。
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終了 |
調査終了、あるいは時間ぎれ |
□退魔フェイズ
時間 |
なし(目標 90分) |
目的 |
退魔依頼を果たし、事後処理を行う |
説明 |
戦闘開始状態になったら、イニシアチブを取り、ラウンド制で行う。
PC全員が心の敗北にならないように力を使用し、EPを0にすれば勝利します。
【敗北】
PC全員が心の敗北にならなくても、1ラウンド終了時(または退魔フェイズでイニシアチブ宣言から2時間経過時)にEPが0になっていない場合は、全員が心の敗北をしたことになり、敗北します。
2時間という時間は、EMがイニシアチブの宣言をしてからの時間です。
ただし、2時間経過時に、障壁判定が途中であった場合、判定の終了まではゲームは続行します。
【依頼完了宣言】
EPを0にしたPCが、【依頼完了宣言】をした後、【後日談】へと移行します。
[依頼完了宣言]の台詞
「トリスタン、依頼完了。(あとは自由)」
この台詞は、PCが誰かに語りかけるわけではなく、自分で呟く台詞である。
□後日談
退魔イベントは、依頼を解決した時点でおわる。
だが、一連の出来事はそれで終わるわけではない。
とはいえ、時間の関係で長々とできるわけではない。
そこで、EMはある程度の処理や会話が終了した時点で、あとは後日談ということで、その後どうなったか、簡単に説明してもいい
【プレイーヤーガイド】
・力の出し惜しみをするな
心の敗北になる前なら、出し惜しみなく組合せ&応援しよう。
出し押ししみが、一番負けにつながります。
・スピーディーな行動宣言を
退魔フェイズは時間までに退魔対象を倒さないと敗北になります。
あらかじめ文章をうつなどしてスピーディーな行動宣言をしてください。
【マスタリングガイド】
・ヒントを出そう。
退魔フェイズで、異能の弱点が知られていない場合は、退魔対象の発言やロールで弱点のヒントをだしましょう。
あからさまなくらいで十分です。
弱点がみつからず焦っているプレイヤーは、それでも気付かないものです
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終了 |
EMの任意 |
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