【障壁判定】

1.障壁判定とは

 障壁判定は、退魔イベントにおいて、EMが障壁判定を宣言した場合、行われる判定である。。
 障壁判定に成功すれば、その行動は成功したこになり、EP(イベントポイント)を減らすことができる。
 EPを0にすることが退魔イベントの勝利条件である。

1-1.障壁とは

 障壁とは、退魔イベントを一つの物語として見た場合、物語がハッピーエンドになるのを防ぐ、さまざまな障害のことを指す。
 障壁はデータ化されており、内容によってレベルが存在する。
 このレベルは、能力と対照になっており、判定の際、使用されることになる。

1-2.EP

 EP(イベントポイント)は、物語をバッドエンドに導く力である。
 EPがある限り、EMは障壁判定を行い、PCのロールをを失敗にすることができる。
 障壁判定を行う事で減少していき、0レベルになると、PCのロールを止めることができなくなる。

1-2-1.ゲーム開始時のEP

 ゲーム開始時のEPは、参加PC数によって異なる。
 3人:25点
 2人:15点
 1人:7点

2.障壁判定の種類

 PCのロールを成功させたくない場合、EMは障壁判定を行う事ができる。
 障壁判定には、通常の判定である【障壁判定】と最終戦闘に使用する【障壁判定(ダメージ)】の2種類がある。
 PCは判定の際、複数の能力を組み合わせて使用できるが、EMもまた複数の障壁を使用する事ができる。

2-1.障壁判定

 障壁判定は主に事件フェイズにおける調査の際、使用される判定である。
 組み合わせ:〇
 応援:×
 障壁の組み合わせ数:2種類

EPの消費
・障壁を組み合わせた場合は、EPが1点消費される。
・また異能(甲)を使用する場合は単体でも、EPが1点消費する。
※異能(甲)と別の障壁を組み合わせた場合は、EPは2点消費されることになる。

成功
・PCの判定結果>EMの判定結果なら成功となる。
・成功するとEPが1点減る。

大成功
・PCの判定結果-EMの判定結果>5の場合、大成功となる。
・大成功の場合、EPが1点減るだけではなく、力が1点、回復する。

2-2.障壁判定(ダメージ)

 組み合わせ:〇
 応援:×
 障壁の組み合わせ数:3種類(PCが1名の場合は、2種類)
 
EPの消費
・障壁を組み合わせた場合は、【組み合わせた障壁の数-1】点のEPを消費する。

成功
・PCの判定結果>EMの判定結果なら成功となる。
・成功すると【PCの判定結果ーEMの判定結果】分、EPが減少する。

失敗
・失敗しても力は減少しない。

3.絶対障壁

 絶対障壁はイベント開始時にEMから指定される禁止行動である。
 絶対障壁にて指定された行動については、EMは判定せずに、その行動を失敗にさせる事ができる。
 これはロールが勝手に失敗するというより、PCが何らかの理由で、そのロールを行わないのである。

4.EMガイド

 EMを行うために、障壁の使用方法についてわかりにくい部分を説明する。

【弱点の封印】
 異能(6)の弱点の封印は、あまり厳密に判定せず、多少PL有利で判断してもらって構わない。

【キーワードの使用】
 ドラマチック(4)、キーワード(3)は強力な障壁であり、かつ物語のイメージを象徴する障壁である。
 イベントの中で盛り上がりそう、あるいは、物語の流れ上PCの行動を阻止したいと思った場合に使用すること。

【予定していた障壁を使用しない】
 あらかじめ、用意していた障壁も物語の展開や、PCのロールによって、使用するのがそぐわないな、と思った場合は、障壁を使用しなくても構わない。

【ロールの障壁】
 ロールの障壁は、NPCの性格や立ち位置を表すものである。
 PCのロールによっては、PCに敵対する必要がなくなり、ロールの障壁を使うのが不自然な場合は使用しなくてもいい。

【公衆・余波の障壁】
 公衆・余波の障壁は、人の目がある場合、又は壊れそうなものがある場合は使用できる。
 ただし、PCのロールがうまい場合は、使用しない、または使用を中止(その場合、判定結果がレベル分減少する)してもかまわない。
 


更新日:2021/12/03

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