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 【ルールブック】>ロール>封印ロール 12/08/29
封 印 
〜勝利のために〜
 魔獣戦線のセッションにおいては、魔獣の持つ特殊な能力”邪力”を封印することが、勝利への必須条件です。
 魔獣戦線はゲームですので、封印方法にもルールがあります。
 そのルールについて説明します。

封印の法則
2.弱点を封じなければ勝てない!
3.邪力や弱点は、魔獣それぞれ

4.
封印は難しくない
5.攻撃とともに行う封印は完全ではない 
6.本当にその封印ロールで大丈夫か?
7.【邪力解放】〜やりすぎな封印行動はできません〜
8.【裏技】〜それはPLの裏をかく逆転の一撃〜


1.封印の法則 
 基本的な封印に関する法則(ルール)は次のとおりです。
 

法則1.魔獣の邪力3、4には弱点が存在し、その弱点を突くこと(→封印ロール)で邪力を使用不可能にすること(→封印)ができる。

法則2.魔獣の個性が邪力と弱点に大きく影響することが多い

法則3.特殊な能力を使わなければ封印できない弱点はない。
 捕捉1.事前に準備が必要な場合がある。
 捕捉2.騎士の行動で逆に封印が不可能になる場合がある。

法則4.偶然の行動であっても、封印行動を取れば邪力は封印できる。

法則5.攻撃しながらの封印は一時凌ぎである(→ダメージ判定は、判定が終了した場合、封印は解除される)
 捕捉1 攻撃を伴わない持続する術、ロールに関しては任意の時間持続する。
 補足2 封印ロールの内容によっては、そのまま状態が持続する場合がある。
 
法則6.魔獣は封印を防ぐことはできない。
 補足1 弱点を認識している場合、通常活動において封印されないような行動を取ることができる。
 捕捉2 邪力そのものを使用不能にするようなロールは抵抗できる【邪力解放】
 補足3 封印ロールが不適切な場合は、その隙をついて封印から逃れることができる。【裏技】

 
2.弱点を封じなければ勝てない!
法則1.魔獣の邪力3、4には弱点が存在し、その弱点を突くこと(→封印ロール)で邪力を使用不可能にすること(→封印)ができる。

 魔獣の強力な邪力3.4の2種類の邪力には、
 
    特定の状況下では邪力が使用できなくなる(→
【弱点】
  
が存在し、
    
    特定の行為を行い(→
【封印ルール】)、弱点をついて邪力を使用不能にする(→【封印】
 
を行う必要があります。
 
 2種類の邪力を封じれば、まず負けることはありませんが、どちらかを封印するだけでも戦局は大きくかわります。

封印状況 魔獣の
判定値
【全力】
判定で勝つ確率(%)  
騎士3人全力
【判定値18】 
騎士2人全力
【判定値14】  
騎士単独全力
【判定値10】 
封印なし 20  23.9 2.7
邪力3封印 14 84.1 44.4  9.72 
邪力4封印 12 94.6  66.4  23.9 
邪力3、4封印 100   98.8 84.1
 
 上の表のとおり、2つ封印しなくても、1つだけでも邪力を封印するだけでゲームに勝つ確率が跳ねあがるのです。
  
3.邪力や弱点は、魔獣それぞれ
法則2.魔獣の個性が邪力と弱点に大きく影響することが多い

 邪力やその弱点は、個々の魔獣によって千差万別ですが、その魔獣の性格や行動目的などの特性に応じたものになります。
 破壊を望んで魔獣と融合したものは、破壊に特化した邪力を振るい、融合前に血を見るのが嫌いなものが魔獣になれば、血を見てしまうことが弱点になる場合もあります。
 また、過去の伝承に基づいて復活した場合は、過去に活動していた時と同じような弱点を持ちます。
 
 つまり、魔獣の性格や行動目的、出自から弱点を推測することもできます。
 
4.封印は難しくない
法則3.特殊な能力を使わなければ封印できない弱点はない。
 捕捉1.事前に準備が必要な場合がある。
 捕捉2.騎士の行動で逆に封印が不可能になる場合がある。

法則4.偶然の行動であっても、封印行動を取れば邪力は封印できる。
 

 封印するのに、特殊な魔術や超科学は必要ありません。
 ごく普通の人間でも、なんからの準備や機械は必要かもしれませんが、邪力を封印することは可能ですし、どんな弱点かしらなくても、ロールの内容が弱点をつく行動だった場合は、封印できます。
 そうです。調査フェイズで話を聞くNPCたちの多くは、偶然、封印ロールをしたおかげで命が助かった人々なのです。
 
5.攻撃とともに行う封印は完全ではない。 
法則5.攻撃しながらの封印は一時凌ぎである(→ダメージ判定は、判定が終了した場合、封印は解除される)
 捕捉1 攻撃を伴わない持続する術、ロールに関しては任意の時間持続する。
 補足2 封印ロールの内容によっては、そのまま状態が持続する場合がある。
 

 封印を行うには、
   ・ダメージ判定の際、封印を兼ねた行動をする。
   ・ロールで封印行動をする
の2種類があります。

 ダメージ判定の場合、封印ロールは行えますが、その効果は持続しません。
 逆にダメージ判定を行わず、ロールだけを行った場合は、状況的に問題がなければ、封印ロールは任意の間持続します。
 それぞれの利点、欠点は次のとおりです。

    利  点   欠  点 
ダメージ判定   他のPCが応援すれば、複数人で封印を分担して行える。  ダメージ判定の処理が終了した時点で、封印ロールは終了したことになり、封印は解除される。

【例】 弱点が「魔獣に水をかける」だった場合、判定が終わった時点で水をかけるのをやめたことになる。

【破壊ロール】
 たとえば「武器を破壊すること」が弱点の場合、ダメージ判定で「武器を破壊する」ロールを行っても完全に破壊できません。
 ただし、何度も同じロールをした場合は、GMが破壊された状況をロールする場合があります。

【説得系】
 弱点が、魔獣に対して「真実を告げる」「正体を告げる」「お前は悪くないという」など、会話を通して、魔獣の精神を揺さぶる事で封印できるものに関しては、ダメージ判定に伴うロールでも封印することが可能です。

ロールのみ  ロールによるが、封印行為を持続させることができる。

【例】弱点が「魔獣に水をかける」だった場合、放水車に水を常にかけるように、とか「魔法で常に水をかける」と宣言すれば、その行為をやめる(あるいは別行動取る)までは、効果は持続する。
 封印できるロールは1種類
 ダメージ判定時のみ封印できる弱点がある。

【例】 攻撃の場合、特定の部位を攻撃するなど
 
 基本的にロールで封印できる弱点は、あらかじめ封印ロールをした後、戦闘をはじめるのが定石です。

 
6.本当にその封印ロールで大丈夫か?
法則6.魔獣は封印を防ぐことはできない。
 補足1 弱点を認識している場合、通常活動において封印されないような行動を取ることができる。

 大前提ですが、魔獣は邪力の封印に関して抵抗できません。
 つまり、なんらかの抵抗をするということは、邪力が封印できていない状態であることを指します。

7.【邪力解放】 〜やりすぎな封印行動はできません〜 
捕捉2 邪力そのものを使用不能にするようなロールは抵抗できる【邪力解放】

 ダメージ判定を行わない封印ロールにおいて
「封印には該当しないが、邪力そのものを行使できなくなるロール」をした場合、GMは邪力解放を宣言します。
 邪力解放を宣言した場合、判定をすることなく、自動的に失敗します。
 ロール的には、魔獣は邪力の力により、騎士の行動に抵抗したことになります。

【例】
 PCが肉弾戦を得意とする魔獣に対し、金縛りにする術をロールで行った場合、GMは許可をすると魔獣の攻撃手段がなくなることから、邪力解放を宣言し、魔獣が術を邪気で吹き飛ばしたロールを行った。

8.【裏技】〜それはPLの裏をかく逆転の一撃〜
補足3 封印ロールが不適切な場合は、その隙をついて封印から逃れることができる。【裏技】 

 戦闘フェイズにおいて、一度封印されたことがある邪力につき

  ・PCが戦闘中、封印ロールを途中でやめた場合
  ・PCのロールによって、封印状態が解かれた場合
  ・PCのロールが不完全であり、魔獣行動如何で封印状態が解ける場合

に該当する場合、GMは「裏技」を宣言して、邪力を行使することができます。

 裏技を使用した場合、

   ロールの中になぜ邪力が使えるのかの説明及び「弱点」

を公開します。
 裏技を使用すると、使用された邪力の行使はできなくなります。
 ただし、PCはその後も封印ロールを行う必要があるので注意すること。

【コラム:裏技が1回限定の理由】
 裏技のロールは、状況によっては、かなり強引なロールもあります。
 そのため、何回も使用するとプレイヤーのストレスがたまる事も予想されます。
 そのため、裏技は邪力につき1回、その後、その邪力は使用不可能になります。

 つまり「強引で無茶なロールで封印されたはずの邪力を使うけど、1回限りだし、その後は邪力使用不可能になるから許してね」という意味で裏技は1回限定なのです。


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