解説 小説までの道 |
小説ができるというか、シナリオ考えてから、小説化するまでの経緯はこんな感じですって奴です。 1、大まかなシナリオを考える まず、セッションをやるまえに、シナリオを考えます。 魔獣の場合、セッションの大まかな流れは決まっていますし、魔獣の邪力さえ決まれば、ある程度シナリオが組めるようになっていますので、魔獣の邪力、弱点を決め、魔獣の行動指針を決め、それにしたがって発生する事件を考え、大まかな事件の概要を、報告書として起こすわけです。 つまり、登場する魔獣が重要になっていますが、魔獣は (1)キャンペーン用の魔獣 (2)昔、募集した魔獣 (3)管理人のオリジナル の3種類があります。 (1)は、キャンペーンを立ち上げるために、すでに大まかな設定は決めていますし、(2)は募集された魔獣を使いやすいようにカスタマイズします。そして(3)ですが、これは時事ネタ、季節ネタを起こしたい場合に、僕が最初から作るわけです。 2、シナリオの骨子をつくる。 参加する騎士が決まったら、シナリオの骨子を決めます。なぜ騎士が決まってからなのかといえば、答えは簡単、参加する騎士によって、セッションの雰囲気がかわるからです。 参加する騎士の能力、性格から導かれる行動を予想し、うまくキャラがいきるような登場人物や邪力の微調整をします。 セッションの流れがどうなるかわからないので、かっちりと決めず、各登場人物の心情と行動指針、そして各聞きこみ場所で得られる情報を列挙する程度にとどめます。 3、セッションを行う さあ、いよいよセッションの開始です。 といっても、僕の予想通りにセッションが進んだためしはまずありません。 各セッションごとにテーマみたいなものを決めるのですが、思いこみが強いほど失敗します(苦笑) 凄くいいシーンになったり、意味不明な行動をとったり、キャラの行動はとてもスリリングです。 画面をみながら、七転八倒しつつ、セッションを行っていきます。 4、リプレイをつくる。 終わったら、リプレイを作ります。 といっても、ログとよぶほうが相応しい、ただの編集作業です。 5、主人公とテーマを決める。 さあ、ここから、いよいよ小説の作成です。 まず、最初にやることは、物語の主人公を決めることです。 セッションでは、当然、騎士すべてが主人公ですが、小説にする場合、それでは視点がばらつきます。 それで、誰か一人を主人公と決め、基本的には、その騎士の視点を中心にして小説を組みたてていきます。 6、書き始め 実際に書き始めていくわけですが、苦悩の連続です。 すでに大まかな展開があるから楽でしょうと思われる方もいると思いますが、そんな事はありません TRPGは即興で物語を演じていくので、行動や台詞の矛盾や、当然行うべき行動をキャラが取らなかったりします。 その矛盾やお約束でない行動をいかに、物語に相応しいように修正するのか、ここが悩みどころです。 そして、キャラによっては、オカルトやSFな設定バリバリのキャラもいますが、その説明もわかりやすく書かなくてはいけません,僕本人がよくわかっていないというのに。 7、メンバーチェック 完成した小説は、参加したメンバーに送られます。 そこで、各キャラの口調や設定と矛盾がないか確認します。 8、自分の推敲 送られてきた訂正依頼をエグエグ泣きながら、直し、さらにもう一度推敲します。 9、かみさん推敲 最後に、うちのかみさんに推敲してもらいます。 理論上、これで誤字脱字はなくなるはずです。 あるとしたら、もう僕の責任ではありません(笑) こうして小説ができていくわけです。 ちゃんとセッションと小説の完成が同じ速度で行われていけばいいのですが、そうでないのが現実です。 ここらへんが思案のしどころですねえ |