ガイドライン(世界設定)


□はじめに  どんな薬でも必要以上に呑めば毒と一緒です。
 設定もつくるとキャラをより引き立てる事ができますが、
創りすぎると自分のみならず他人も巻き込んで困った事になります。
 ご使用は適量で

 
□設定を考える前に 1、その設定は、ゲームをプレイするのに必要なのか考える。

 魔獣戦線はゲームです。
 メンバーが己の騎士に関して様々な設定を考えるのは自由ですが、それがゲームに必要ではない場合があります。
 そこで、ゲームの必要性に応じた区別を公開します。
 ただゲームを行うには、[必要な設定]と[補足する設定]だけで事足ります。

必要な設定 基本設定  魔獣戦線をプレイに必要な設定
 キャラクターシートおよび世界設定に書かれている内容を差す。
 この他の設定はそれを補完するためのものであり、厳密的にいえば必要なく、またこの設定を覆すものになってはいけない。
 そして、この基本設定はメンバー設定ではなく、メンバー設定が非推奨なのはこのためである。
補足する設定 補完設定  基本設定を補完する設定で、騎士に直接関係のある設定。
 キャラシートでは書ききれなかった、あるいはそれを補完する設定
 補完する設定であるから、キャラシートの設定(特に能力)を増強するような設定は不許可である。
 逆に、能力や行動を制限、制約させる設定は推奨される(限度にもよるが)
 この設定は、特に創る必要性はないが、暴走を制限する枷の役目をする場合がある。
変動する設定  経験や感情、毎日の出来事だと、短期間で変動したり、追加される設定で運命や性格に影響を与えないもの。
 キャラシートの設定よりはみだすような場合、EV申請をする必要がある
必要性のない設定 明かされた設定  最初には、基本設定もなかった、あるいは隠してあった設定
 基本設定からある程度、納得できる場合、認められる場合もあるが、却下される場合もある。
 小説などでは驚愕の真実!とか、インパクトにもなるが、魔獣戦線はあくまで小説ではなくゲームである。
 互いの理解を得られていない設定など、あってはならない。
ぼやかされた設定  わざと内容を曖昧にした設定
 どうしていけないのかは、明かされた設定と同じである。
漠然とした設定
(ネタ)
 あまり深く考えていない設定
 雑談のネタとして使用してもいいが、漠然としているため、実際のキャラの行動にもあまり明確に使用しないほうがいい。
不必要な設定 絡まない設定  組織やNPCの設定で、騎士とは関係ない設定
 例:騎士が所属するところ以外の組織の設定、NPCの騎士とは無関係な設定など
不必要な設定  あまり活かしようもない、雑多な設定 


2、その設定は公開するべきものなのか考える。


 設定には公開する設定と、非公開の設定があります。

公開設定  キャラクターシート、騎士活動リストを通じて誰にでも見えるようにしてある設定
 公開している設定しか、セッションやBAR、各種イベントで使用してはならない
非公開設定  非公開している設定
 前述の[必要性のない設定]や、[不必要な設定]は非公開のほうがいい。
 ただし、騎士の行動や言動に度々だす場合は、公開設定にしなければならない

 みてのとおり、非公開設定とは「自分の頭の中だけで済ます設定」です。
 ゲームを行う際、使用したい場合は、設定を公開する必要性があります。
 逆にいえば、本来ゲームでは使用しないような設定をあえて公開する必要はありません。
 ただし、
何度も使用する、あるいは重要な設定をあえて公開しないで使用した場合は、厳罰に処します。


3、その設定が世界設定に反しないか考える。


 魔獣戦線は、共通された世界設定のもとプレイされています。
 そのため、世界設定からはずれた設定は却下されますので注意してください。

 
□設定を作る為に 1、世界設定の確認を
 設定を創る場合、[世界設定]を確認しましょう。


2、組織、ハイテクノロジー、NPCは、ガイドラインを参考に
 組織、ハイテクノロジー、NPCは特に問題が起きやすい設定ですので、下記のガイドラインを参考にして下さい。
 

3、チャットや掲示板で相談しよう 
 設定を考えたら、設定を固める前に、チャットやMLで相談するのも一つの手段です。
 1人では、どうしても設定のブレーキが利きませんので。
 ただし、最終的判断は、管理人がする事に注意をしてください。
 
□ガイドライン
 [NPC]
[チェックリスト!]
 一つでも当てはまったら要注意! 設定破棄、登録騎士の死亡もありえます。
強制措置がとられる前に、相談や変更を

□能力や魔獣と戦う原因に起因するNPC、セッションやイベントで知り合ったNPCをのぞいた、NPCの数が5人以上いる。もしくは3人以上が凄腕の能力者である。

□ちょっとした友達や組織の仲間まで、名前や性格を設定し、それに基づくロールをしている。

□NPCの実力が話のたびに大きくなる


□騎士クラスの人間が複数人いる

□騎士とそのNPCたちの関係が、大きく世界を揺るがす原因となる

□NPC語りに走る。

□共通のNPCについて話し合って他の騎士を無視する(ただし、その騎士が話に乗ってきた場合はこの限りではない)


[理由]
1、NPCはPCではありません。PCは2人まで、でもNPCは作ろうと思えば、無限につくれます。
2、名前をつければ、性格や設定が増えていく。そのNPCは本当に必要かを検討する事 話題のネタにするだけなら、「友達が……」だけで十分な場合もある
3、普通の人間(−2)が、いつのまにか0レベル以上になっていないか。設定は肥大化する、時々チェックを。
4、能力者を2,3人に留める。大きな組織でも、そんなに有能なNPCは一握り。ましてや騎士と関係ある仲だと……。
5、自分語りでも苦痛なのに、NPC語りはもっとうざい。NPCの人生をただ語られても相手が困ります。
6、設定上のNPCのゲーム内でのは、ロールのきっかけ、話のネタ振りに留めること。セッションやイベントで有効に使用することはできません。


[補足]
 あなたのNPCは一般人、あるいは能力をわずかしかもっていないと。
 だから
設定も少なく、そんな大きな存在にならない、と。
 では、世界設定として考えず、
騎士を主人公においた現代ファンタジー小説として考えましょう。
 お手元の現代ファンタジー小説や漫画を見てください。名前のある人物は、たいてい能力あるなしに関らず、
ほとんど事件に巻き込まれます。
 ある時は、対立し、ある時は対立し、ある時は死にます。
 一般人だと思っていたら、事件の黒幕だったり、また主人公の日常の証明だったのが、逆に主人公の正体を知り、日常が崩れるきっかけになります。
面白いですね、わくわくします。 でも、 そしてそれを魔獣戦線の世界設定に反映したくなりますね 気持ちはわかります。
 
では? 彼らはその物語(世界)にとって小さな存在でしょうか?
□ガイドライン
 [魔術・武術]
[チェックリスト!]
 一つでも当てはまったら要注意! 設定破棄、登録騎士の死亡もありえます。
強制措置がとられる前に、相談や変更を

 □ 魔術や特殊な武術は簡単に覚えられる。

 □ 世界共通の魔術体系である

 □ 魔術によって創られた呪符など魔道具は用意につくれて、威力もそこそこあり、流通している

 

[理由]

1、茶道や華道に流派があるように、魔術も各流派、結社などで仕様が異なり、他の流派の技がつかえるわけではない

2、魔術も武術は、訓練や努力も必要だが才能にも左右されやすい。術者の場合、遺伝的に素質がいい場合が多いが、そうでない場合もある

3、呪符なども使い手を選び、その魔力をこめるのも大変であり、流通はあまりしていない。


[補足]
 魔術や武術は、人の資質や流派によって千差万別である。
 そのため、組織も職業者の集団のような組織が多く、徒弟的な雰囲気がある。
□ガイドライン
 [ハイテクノロジー]
[チェックリスト!]
 一つでも当てはまったら要注意! 設定破棄、登録騎士の死亡もありえます。
強制措置がとられる前に、相談や変更を

□ハイテクノロジーな装備や、武器を複数生産、他機関へ流通させている。

□一般人や、あまり実力のない能力者でも、簡単に使用できる。

□騎士が扱える装備は、一般人でも同じような威力で使用できる。

□組織的な援助もなく、費用のかさみそうなハイテクノロジーをもっている。



[理由]

1、使い手を選ぶ、莫大な費用がかかる、などの理由で、表の世界で流通できない。裏の世界でも研究はされているが、すべてがプロトタイプ、試作機の類であり量産は夢のまた夢である。
2、ハイテクノロジーの扱いは困難であり、一般人では扱う事ができない。騎士クラスであってもその使用方法を学び能力として取得しなければ使用できない
3、もしも、ある程度量産されているとすれば、それは現代技術の延長、劣化されたバージョンである。
4、騎士の能力になるようなレベルに至るものは、偶然できたオールインワン、もしくは騎士の能力により底上げされたものに他ならない。
5、ハイテクノロジーのレベルや内容は規制しないが、何をしても許されるものではない。現実のテクノロジーを超えれば超えるほど、安定しにくく扱いが難しいものである。
6、装備、魔剣、武器など装備品の能力のレベルは、その騎士が使う場合の装備、技術、相性などを総合したレベルであり、必ずしも、装備や組織自体のレベルとは一致しない場合がある
7、技術の根幹は、その機関が秘密裏にしており
技術が他に流出する事はない
8、製作サイドによって、名称や理論もまちまちであり、共同開発は難しい
9、哀しいかな、開発作成には莫大な費用がかさむのが常であり、維持にもまた費用がかさむ

[補足]
 ハイテクノロジーが難しいのは、魔術と違い、ある程度の現実世界とリンクしているからである。
 そのため、魔術よりも破綻がしやすい。
 また、魔術と違い、機械ならば誰もが使え、量産化もできる(というか、基本的にそれが目的とされている)ため、大量の能力者が産まれる原因にもなるからである。
 ならば、魔術のように”特殊な才能がないとダメであり、扱えるものは(いつまでたっても)ごく僅か”という縛りをすれば、問題は少なくなる。
 最低限、この縛りがなくなった場合、設定は一気に暴走する。


□ガイドライン
 [組織]
[チェックリスト!]
 一つでも当てはまったら要注意! 設定破棄、登録騎士の死亡もありえます。強制措置がとられる前に、相談や変更を


 □ 騎士の他にも有能な能力者が多数在籍し、勢力図をかえる勢いをもっている

 □ 強大な組織がバックにいるから、能力に組織をもっていなくても、組織の力を使える。

 □ 俺は組織の力を自由自在に使える。



[理由]

1、組織の規模はある程度自由に設定してもよい。だが、組織に組み込まれているからといって
個人でできることはたかが知れている。
2、組織の勢力図は複雑な構図によって組み込まれている。
騎士が数人いたところで、その勢力図は変わらない
3、勢力図は変わらないのは、表も闇も裏も同じである。多少精力図を塗り替えたところで、それは
全体からみれば些細な事でしかないのだ。
4、組織は、とうぜん所属している騎士をサポートする。だが、能力に組み込まれていない限り、それは
誰でもできる程度の労力であり、必要最低限の行為である。
5、たとえ能力に組織が組み込まれていたとしても、何をしてもいいわけではない。逆に
それだけの責務を負う可能性もある
6、どんな大きな組織でも、0レベル以上の能力者は数名程度しかいない。
7、組織をつくるのなら、ある程度規模は決定しておく事、どんどん組織を拡大していくのが
一番危ういことである
8、組織においてこれだけの制限はつげる
  バルカン財閥よりも規模の大きな企業はつくらない
  キリスト教よりも大きな宗教組織はない
  坂御門家よりも大きな日本の術者の家はない

[補足]
 メンバーが設定した組織については、基本的に尊重します。
 ただし、それが魔獣戦線の世界設定を崩す事になることになってしまえば、本末転倒です。

 組織は強大でも構いません。
 しかし、主要な能力者は騎士を含めても数名程度であり、能力で取得しない限り、その巨大な組織力を振るう事はできません。
 また、世界の勢力図を変えるような行動もできないことだけ、胆に命じてください。


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