別名:意思強き者
能力:感情
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「精神は肉体を凌駕する」と人はいう。
彼らはまさしくその具現者、その強き思いは肉体を鋼に変え、不可能を可能にする。
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聖騎士(別項目)
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[位階] 皇帝
[生年] 2003
[性別] 女
[表の顔] 阿久津家のメイド
[裏の顔] 能力者
[プレイヤー] ラルセト
「僕が死ねと言ったら、芽衣子さんは死ぬの?」――阿久津雅紀
「主様が死ねと命ずるならば死にます。当たり前の事です。……ご安心を。私、死ねと命ぜられるまで死ぬつもりはございません」――阿久津芽衣子
主である阿久津雅紀への忠誠心により、あらゆる難題をも突破する。
その忠誠心は時としてテレポートにしか見えない移動や分身、機関砲の弾丸を全て掴み取る等人外めいた能力すら発揮する。
「芽衣子さんは優秀な人を見つけ出すのが上手だね。もしメイドじゃなかったら、一流のスカウトになっていたと思うよ」――阿久津雅紀
「それは違います。元から有能なメイドなど存在しません。心に抱いた主のために何ができるかを考え、実践することで自ずから精強のメイドとなるのです」――阿久津芽衣子
自身が見出した精鋭メイドたちを指揮下に率いて戦闘を行う。
各メイドによって得意な事は異なるが、何れも一定以上のメイド力を有しており、
芽衣子の指揮も相まって一時的に能力者レベルまで戦闘力が上昇する。
武器扱いが得意なメイド、医療を一手に担うメイド、やたら頑丈なメイド、軍が正式採用しているものなら何でも調達してみせるメイドなどが存在する。
「芽衣子さん、戦闘機動かせるって聞いてないよ!?」――阿久津雅紀
「こんなこともあろうかと、でございます。舌を噛みますよ、主様」――阿久津芽衣子
メイド(兼御庭番)として世の中のあらゆることは人並み以上にこなせるように修練している。
表社会、裏社会で扱われるほとんどの技術に精通しているが、その分流石にその道の達人には一歩劣る。
魔術や超科学の扱いまでは中々手が伸ばせなかったと語るが、必要であれば船舶や航空機の運転なども精通している。
「主様。夜歩きは感心しません」――阿久津芽衣子
「うわぁっ、隠し扉!? あれ、隠し扉じゃない、え、うそ、壁から出てきたの!? どうやって!?」――阿久津雅紀
メイドとして主人を立て、目立たないように動く。
それはすなわち誰にとっても「いないはずの場所から現れたと錯覚する」「いないはずの場所から現れても気にならない」
「いるはずなのに気にならない」「気づいたらそこにいて、そこで今までそこにいたことを思い出す」という、
地の利の利用は勿論、気配遮断を常とする心構えの体現である。
[性格]
主を一番に立てる、メイドの鑑。
慈悲深く、一度仲間と認定したものは意地でも救う。
一方、実力故か自分が担当する危難をやや大目に割り振る癖がある。
主に恥じぬ行いをするため、基本的には人助け方針。
主が関わらないところではやや天然。
[外見]
体つきはやや長身気味。
また見目は整っているが、黙っているとキツい印象を与えがち。
[装備]
円卓の騎士一般装備
元々は孤児であり裏の世界で生きていた。
とは言え己の存在に価値が見いだせず、基本流されるままに生きていた。
そのため法に触れる事は勿論、人におおっぴらに言えないような事にも手を染めていたが、
偶然、阿久津家の先代当主である阿久津雅武により表の世界へ引きずり出される。
その後は阿久津雅紀からも人としての扱いを受けていく内に、
初めて自分で「阿久津家の役に立ちたい」と思い、阿久津家お抱えのメイドとなる。
養父であり師匠とも呼べる立ち位置の阿久津雅武から様々な事を学ぶが、
そんな最中、阿久津雅武は魔獣によって死亡してしまう。
以降阿久津家の遺産を狙う者たちと戦っていくが、
やがて「かつて阿久津家は魔獣と戦う定めにあった」という事を知り、
その対策の一つとして芽衣子自身が阿久津家の人間として円卓の騎士へ加入し、
阿久津雅紀が魔獣と戦わなくとも済むように、一体でも多く魔獣を討伐することを目的とするようになる。
阿久津雅武(あくつ まさたけ):
阿久津芽衣子の養父。
表の顔は代々の富豪、裏の顔は政府直属組織の捜査官。
闇のものとも渡り合える腕利きであり、
まだ騎士でないにせよ徐々に人間離れしつつあった芽衣子を取り押さえるほど。
しかしその芽衣子を研究機関や矯正機関へ回さず、各所に掛け合い自分で引き取った。
曰く「光を知らないだけで、まだ戻ってこられる見込みがあった」とのこと。
表の顔の富豪としては雅紀へ向けるそれと負けず劣らずの愛を芽衣子にも注ぎ、
裏の顔の捜査官としてはノウハウや様々な知識を芽衣子に叩き込んだ。
しかしながら、表の顔を阿久津雅紀に、裏の顔を阿久津芽衣子へ引き継ぐ前に、
魔獣の凶行に遭遇して死亡してしまった。
そのため、表の顔である富豪は未だに遺産関係でごたついており、
裏の顔である政府直属組織の捜査官は別のものが代理で担当している。
(ゆくゆくは芽衣子に捜査官の打診が来る可能性はある)
阿久津雅紀(あくつ まさき):
阿久津芽衣子の主にして弟分。芽衣子の三歳年下。
芽衣子の本当の弟ではないが、芽衣子を辛抱強く人間扱いしてくれた一人。
父である阿久津雅武と異なりごくごく普通の一般人だが、
それ故に芽衣子の守る理由、戦う理由となっている。
普段は芽衣子が護衛をし、それが出来ない場合は芽衣子が信を置く腕利きのメイド十数名が影に日向に護衛している。
2021/05/08
後藤 宏(ごとう ひろし) |
[位階] 皇帝 [生年] 1993年 [性別] 男 [表の顔] 接客業 [裏の顔] 隠者 [プレイヤー] 腰痛 |
能力4:「後廻し」[感情] |
自分にとっての困難や不幸が確定した時にそれを先送りにする空想具現化能力 |
能力3:身体強化(気功) [気操術] |
主に自身の肉体強化と治癒能力の促進(他は出来ない訳ではないが不得意) |
能力2:愚直な空手 [戦闘術] |
幼少期から続けている空手の技術 |
能力1:防具「数打ち」[防具「数打ち」] |
手甲と脚甲 |
詳細 |
[性格] どんな困難も時間が経過すればなんとかなると思っている その性格が空想具現化能力に反映されている 面倒くさがりだが外面は爽やかに見える [外見] 身長180cm、体重80kg坊主頭で目立たない顔立ち。 基本的にポロシャツにスラックス、スニーカーという服装。 [装備] 一般装備、手甲と脚甲 |
運命 |
14歳の頃、通り魔と遭遇しナイフで腹部を刺されたが能力に目覚めたことで病院へかけこみ治療が間に合い生還した その後、紆余曲折あり気功を学び騎士に勧誘され今に至る 自身の付近にある脅威を減らすため戦う 19/08/11 |
神原哀 |
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基本 | [位階] 皇帝 [生年] 1985年 [性別] 女 [表の顔] 会社員 [裏の顔] 討魔士 |
能力4:交代人格『神原匠』 [感情] | |
[内容] | 神原哀の交代人格。ある事件の中、生死の境目で発現。好戦的で言葉遣いも乱れ、哀とは正反対の性格に見えるが、悪に対する怒りなど根本の方では哀に似た面もある。 哀をはるかに越える戦闘センス、洞察力を持っている。 |
能力3:ジェネシス [魔剣] | |
[内容] | <正義>の騎士ジェスのなれの果て 空間を操る特殊機能と、自我を持つ。 単独で行動していた時に比べ、細身になっている。 普段は膝ぐらいまでの大きさの狼の姿。 『主』である哀・匠とは念話でのコミュニケーションが可能。 哀には保護者のような温和な態度、匠には師のような厳格な態度で臨む。 |
能力2:浄化 [浄化] | |
[内容] | 哀のみの能力。ただし呪符の使用によって他人に使わせることも可 |
能力1:氷使い [現象使い] | |
[内容] | |
詳細 | [性格] 精神年齢は特に高いわけではないのだが、かなり背伸びして、大抵クールな状態を装う。特に父親の前では。 父親との関係がまるで主従。誰の前にいるときよりもかしこまっている。 学校の姿の方が素直。普段は真面目で穏やか。 巫女として育てられながらも、実はあまり強い信仰心を持っていない。 [外見] 黒い髪を伸ばし、背中に垂らしている。戦闘時は後ろで結っているが。かなりの美人。ただし、戦闘時は愛らしさより殺気が先行する。 体格的には普通の女子中・高校生。女の子な分小柄。 服は『その時々の女の子』(とはいっても不良的な服装は好まない。)。 ただし、経済的な問題から完全に流行と合わせることはできないようだ。 儀式以外では巫女装束など着ない。 ※匠が表に出ているときのみ、両手の甲に太極図が浮かぶ。 [装備] 円卓の騎士一般装備 篭手、脛当て、額当て 短刀×2 (両方とも片面には『SMILE』もう片面には『K.T.』と彫られている。戦闘直前は袖の中に収納) 木片×2 (氷を使う能力と併せて武器に使用。普段は使わない。) |
運命 | |
EV1 | 1985年、生後まもなく神原堅・美月夫妻に拾われた捨て子。ある理由からそれは本人にも明かされず、神原家57代目として育てられる。 神原家は神奈川県内の山奥に神社を営んでおり、また細々と退魔の仕事も請け負っていた。第一次魔獣大戦にも参加している。 ある退魔の仕事中、哀の義母・美月が死亡。行動を共にしていた義父・堅及びその弟子・一輝にも危険が及び、親には告げずついてきていた哀は飛び出す。 敵の矛先は哀に向けられ、生死の境で能力が爆発。 当時義父達にはただ「極度の興奮状態状態」と判断されていたが、発現を繰り返す内徐々に人格として形成されて『神原匠』と名乗るようになり、現在に至る。 そして2001年、父に命じられ、円卓の騎士に加盟する。 |
EV2 | 中学を卒業し、高校生になる 【変更点】 表の顔 中学生→高校生 |
EV3 | ジェネシスは単独で魔獣と戦闘を行い、再起不能に近い破壊を受けた。 『消息を絶った』のち、なんとか狼に姿を変え、公道に出たところを哀に拾われた。 破損により単独での騎士行動は無理と判断されたため、哀と行動を共にすることとなった。 【変更点】 能力 レベル1 予知(予知)→氷使い(現象使い) レベル3 氷使い(現象使い)→ジェネシス(魔剣) |
EV4 | 高校を卒業し、大学生になった。 【変更点】 表の顔 高校生→大学生(04 4/7) |
EV5 | 会社員になる 【変更点】 表の顔 大学生→会社員(08/06/09) |
プレイヤー | 影法師 |
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レティシア・バルドハイン |
[位階] 皇帝 [生年] 1990 [性別] 男 [表の顔] フリーター [裏の顔] 探求者 [プレイヤー] ラルセト |
能力4:『正義の味方』志望者[感情] |
――現実は機械的に事を成す。残酷という言葉すら当てはまらない。 しかし、相手が例え感情のない機械じかけの神だとしても。 「それでも」「だとしても」という言葉を胸に抱く事を彼は諦めない。 現実は機械的に事を成す。悪事も善事も全て。 苦しんでいる人全てを一人で救うことはできない。手を貸す事が必ずしも正しいとは限らない。 「それでも」一人でも多く助けたい。「だとしても」手を差し伸ばしたい。 そうする事できっと、一人でも多くが幸せになれる未来が訪れると信じて。 理想の未来は無理でも、理想に一歩近づいた現実の未来が欲しい。そう願って、それが訪れると堅く信じて。 ――現実に軋み、嘆き、憎悪する心を押し隠しながら。 そのような信念でもって世界に挑む。その信念は彼の行動を強く支え……時として『現実』を凌駕する。 |
能力3:ブレイドハートシステム『ジャスティス』[魔剣] |
メイフウ・アーマメントシステム社謹製の特殊パワードスーツ。 対象の感情を力と変える特殊な変身機構を持つ。特に本機は『正義』とされる心を力と変える。 現状適正のある一部の人間以外は起動する事すら出来ない。 装着時、装者の心象に由来する全身装甲と剣が出現する。 どちらも超技術が組み込まれており、全身装甲の方は強力な対物・対魔・対精神障壁を常時発生、 剣の方も強度・威力もさる事ながら常識的にありえぬ様々な攻撃を繰り出す事が可能。 どちらも感情の強さに従って出力が上がるように出来ている。 ……一方その構造上、変換機構による感情のフィードバックによる無限ループ、 つまり感情とエネルギーの暴走を引き起こす危険性があるシステムでもあり、 無数のリミッターによって制御されているものの、それでも暴走を引き起こす危険性は皆無ではない。 |
能力2:先天的戦闘センス[肉体能力] |
あらゆる戦闘技術を見ただけで再現したり、欠点を見抜くことの出来る先天的な戦闘技能を有する。 但し、どれだけ鍛えてもこれ単体ではプロの格闘家等くらいまでしか相手が出来ない。 彼の生身だけでの戦闘力はそこが限界である。 |
能力1:何でも屋の経験[知識] |
普段は何でも屋を営んでいるが、暇な折はあらゆる業種のアルバイトに飛び込んでいる。 それらの数ある経験から利用できる物を探り当て、現状を打破する事が(たまに)できる。 |
詳細 |
[性格] 気の良い兄ちゃん。 悪事は見逃さないが、いたずらに事を荒立てるような真似もしない。 ブレイドハートシステムを起動している時はより正義の味方に傾倒したような形になる。その際は普段は抑制している『現実』への憎悪が表に出る事もある。 どちらにせよ目の前の理不尽に対しては黙ってみていられる性格ではなく、「それでも」「だとしても」という言葉を胸に理不尽に立ち向かう。 [外見] 金髪碧眼、一見線も余り太くなく、傍目には王子様と言えなくも無い感じ。 長髪で、手入れしなくてもサラサラ。髭は生えるが、薄い。 ただ身体に触れれば分かるが意外と筋肉が付いており、また衣服の下は傷跡や痣が残っている。 ブレイドハートシステムを起動している時は全身が装甲付のスーツに覆われるが、頭部は顔の部分がほぼ露出する形となっている。 目の部分にバイザーが掛かっているくらいだが、システムそのものの防御障壁によって頭も防御面には全く問題はない。 [装備] 円卓の騎士一般装備 ブレイドハートシステム『ジャスティス』(ペンダント状態で携行) |
運命 |
――正義の味方を志す青年がいる。 それは、彼自身が偏見の目で見られていたから、と言うささやかな切欠を始まりとするものであった。 しかし、正義はいわば太陽のようなものである。近づくものを容赦なく焼く。 それが善を成そうとするものでも、悪を成そうとするものでも、あるいはそのどちらでもないものでも。 幾度となく彼は新たな問題と向き合う羽目になり、過酷な現実に容赦なく叩きのめされてきた。 しかしそれでも折れずに立ち上がり続けてきたのは、一番最初に耐えてしまったから。 ここで折れたらこれまで犠牲にしてきた全てが無駄になる。 その恐怖心と、そしてこれまで傷つけてきたもの全てに「より良い未来」を生み出す事で報いる為、彼は幾度も立ち上がり続けてきた。 彼の働きは無駄ではなかった。 現実は未だ残酷……いや、それすら生ぬるい機械的な動きで毎日を淡々と処理していく。 それは変えられない。だが、機械的に生み出すものが悲しみだけでなく、幸せにする事は出来る。 そうして、身近な人々がささやかな幸せを享受し、彼もまたその事を幸せに思っていた時……現実は再び機械的に襲いかかってきた。 魔獣の襲来。多くを失った中で生き残った彼は……「それでも」と立ち上がる事を辞めなかった。 そして、そんな彼に海外の企業、メイフウ・アーマメントシステム社から声が掛かる。 彼が魔獣と接触した事で「闇の世界」を知ったこと、加えて彼は先天的にメイフウ社が作り出した最新鋭パワードスーツシステム、ブレイドハートシステムを纏う才能を有していた事が発覚したからだ。 しかしメイフウ社は闇の世界で戦うPMCに武器を卸す商人である。戦争の道具を鍛えるためには戦えない、そう言う彼にメイフウ社のエージェントはこう語った。 『ならば、魔獣と戦う為でしたら? 確かに魔獣は日本固有の脅威。ですがそれが全世界に広がらないと、誰が約束できます?』 『それに、この国にはいるそうです。魔獣を葬り去るほどの使い手、ナイツ・オブ・ラウンズが』 『彼らが貴方の言う正義の味方かどうか、貴方自身の目で見極めてみたいと思いませんか』 『確かに、我々は貴方を利用して剣を研ぐ』 『しかし、この剣はどこまでも深く大きく広がった闇の世界に降り立つ一本の松明でもある』 『魔獣を知った上で何もしない事は貴方のポリシーですか? 犬死は貴方のポリシーですか?』 『いいえ、貴方のような人間にはそれは出来ないでしょう』 『ならば利用してください、我々が貴方に対してそうするように、貴方も我々を、我が社を』 『我が社のパワードスーツ、ブレイドハートシステムを』 『さすれば、抗う術も見えましょう。ただの犬死を明日へ繋ぐ犬死にできましょう?』 そうして彼は力を手に入れ、円卓の騎士へ加入する資格を得て……円卓の騎士へと加わった。 彼が再び心から安息を得るのか、それとも味方であるはずの者達にその正義を振るわざるを得ない日が来るのか。 神ならざる彼にはまだ分かる事ではなかった。 ちなみに名前は英語で見た目も外人然としているが、彼の両親はともかく自身は日本生まれ日本育ちである。幼いころに両親を亡くし、孤児となった。 両親の死因は交通事故とされていてレティシア自身もそう思っているが、家族が彼を一旦施設に子供を預けて外出した際、闇の世界が絡む事象で彼の両親が巻き込まれて死亡してしまったため、表向きは交通事故として処理された。 彼の両親はメイフウ・アーマメントシステム社の関連会社に勤めていたが退社、メイフウ社とは関係のない企業に転職し更に日本へ転勤してきた。 また、レティシアは女性名だが彼の父親が最初生まれる前のレティシアの事を女の子だと思い込んでいて、諸々決めたあとに実は男だったと発覚。しかしレティシアと言う名前にしたかったし赤子も女の子のように可愛らしかった(?)のでレティシアにしたという経緯がある。 その名前故か、レティシアは熊のように強面で巨躯の父親に似ず母親に似ている。(とは言え、間違っても女性とは見間違えない) そして当人は事故前後のバタバタから心を閉ざした頃があり、幼少期の家族の記憶を殆ど失っているが実は上に兄が居て、名前をレオンハルトと言う。 バルトハルト夫妻がメイフウ社を辞めたのはメイフウ社がプロジェクトのメンバーに対し極秘で何らかの実験を行っていることを嗅ぎつけたからであったが既に遅く、レオンハルトは夫妻も参加していた次次世代型パワードスーツ『ブレイドシステム(仮)』の適性実験候補として目を付けられていた。 レオンハルトは幼いレティシアと違って両親と同行していた。彼は両親に庇われ奇跡的に無傷だったものの、利用価値ありとみなされて誘拐され、闇の世界に消えてからはレティシアにも行方は杳と知れていない。 日本で生まれたレティシアも同様にメイフウ社から目を付けられており、魔獣の騒ぎに乗じてメイフウ社のエージェントが接近してきたのは決して偶然の産物ではない。 尚、成人しても尚正義の味方を目指すほど純粋な一面があるが、故にままならない現実に対し疲弊、憎悪する事もあり、それが彼の精神面での不安要素となっている。 普段は何でも屋として、人々の助けになるような事をしている。 またメイフウ社とは契約を交わしているが労使契約のようなものではなく、レティシアがメイフウ社に対して協力する、というふわっとしたもの。 そのためレティシアはメイフウ社のモニターではあるが、メイフウ社からレティシアに対して拘束力のある命令を下せる状況はあまりない。 レティシアがブレイドハートシステムを使って戦う事がメイフウ社への協力に当たり、協力の対価は大体金銭と言う形でレティシアの口座に振り込まれるが、レティシアはそれで得た収入の殆どをあちこちの慈善事業に寄付している。 ・ブレイドハートシステム『ジャスティス』 メイフウ・アーマメントシステム社謹製の最新鋭パワードスーツ。 携帯状態と装着状態で大きく形が違うのが特徴で、シノビスペースと呼ばれる特殊な異次元に装備を格納することで実現している。 携帯状態は文字通りちょっとしたペンダントの形をしており、首から掛ける、手首に付ける、財布にしまう、携帯やスマートフォンのアクセサリにする、など気軽に携行しやすい形になっている。 携帯状態のアクセサリを握り、所有者が設定したフレーズ(レティシアの場合は「抜剣」)を呟く事で装着状態に移行する。 その際の装着は一瞬で完了する上、異次元から装備を転送する関係で一時的にあらゆる干渉を退けることができる。 生命に危機が訪れている場合は機器に搭載されている人工知能が判断し、自動で装着状態に移行する。 装着状態にある装備一式をブレイドシステム、和訳で剣装としており、その名前通り装備した人物は何らかの剣をメインウェポンとする形で戦う事になる。 剣の種類、形は装備した人物の心象に由来するが、何れも超技術が組み込まれている為剣が弾丸のように飛ぶ、斬撃を離れたところに飛ばす、剣がロボットになる等使用者に応じた形で見た目に反した様々な攻撃が可能。見た目通りの運用も可能。 更に装着時は身体能力全般が向上されるため、剣を手放しても強力。 そして、それらの超技術の出力を賄うのがブレイドハートシステムの「ハート」の部分であり、 装者の心象がシステムや装甲、武器に影響したり、あるいは感情を力と変える特殊機構を積んでいたりする。 特に後者のシステムはブレイドハートシステム『ジャスティス』の場合、そのまま直球に「正義の心」を力と変換する。 しかし一方的に変換するだけではすぐに尽きる可能性がある上に、最悪精神に影響を与えて重要な時に再起不能に陥る場合があるため、それらを防ぐ目的で他方で感情を増幅して維持する装置としてフィードバックシステムが存在する。 この維持用装置は同時に暴走を招く危険な装置でもあり、当人の感情が膨れ上がった場合は変換量も増えて出力が上がる……が、そのまま感情が暴走した場合はリミッターが制御する前にフィードバックシステムも暴走し、 リミッターの制限を受け付けずに感情を無限に増幅、増幅した感情によって更に当人が感情を暴走させ……と言う悪循環に陥る可能性がある。 そのような事態を防ぐために無数のリミッターによって厳重にロックされ、感情制御のレベルによって段階的にロックが解除されるようになっているが、それでも本来変換対象から排除されている「負の感情」によって爆発的に暴走する危険性は完全に排除されていない。 それらのリミッター、また機関そのものを稼働させる為の素質は誰にでもあるものではなく、それ故に所有を認められるものはほんの一握りである。 その素質は「適合係数」と言われる数値で表されるが、現在の技術では限界まで投薬や人体改造を行うとしても素の状態で適合係数が60%無いと運用は不可能なレベル。素質のないものは年齢種族性別を問わず大体35%を下回る。現在の理論上での適合係数上限値は99.9999999%。 レティシアの場合は両親がシステムの開発、実装に関係していたためか先天的にどのシステムに対しても70%以上の適合係数があり、特に生来の気質からか『ジャスティス』とは安定して85%を叩き出し、最大で95%を発揮した事がある。 また、ブレイドハートシステムから超技術をオミットした上、様々な性能を削った劣化コピー版のデータ、更にとあるモニターの生体情報とその遺伝子が中国を始めとするアジア、そしてアフリカ圏へ流出していると言う噂もあり、 性能はオリジナルに遠く及ばない上高度な設備と多額の投資を依然要求される代物であるとしても、それを入手し技術を解明し改良し、掌握した暁にはそれにより勢力を拡大しようという動きがあるという。 但し、現実には闇の世界で「シノビシステム」と言われている物品の殆どは見た目だけを似せた劣化コピー以前のガラクタであり、多くの零細~中小組織の中で考えなしのものが夢を見ては現実の前に撃沈している。 流通している中には本物のシノビシステムも紛れている事があるが、ブレイドハートシステム程ではないとは言え製品毎に違った適性を要求される事、そもそも稼働品の絶対量が少ない(言い逃れするためか世界規模でも常に数える程の稼働品しか流れていない)為、素人目にはガラクタと区別がつかず、ほぼ運である。 そして一度でも起動させれば整備が不可欠であるが、超技術がオミットされているとは言えハイテクノロジーの残滓である。 ブレイドハートシステムの生みの親であるメイフウ・アーマメントシステム社以外が完全な整備状態で実戦に投入出来るという事はまずありえず、またそれらを解析する事も、ましてやリバースエンジニアリングでブレイドハートシステムの一端を掴む事すらも不可能となっている。 メイフウ・アーマメントシステム社は技術の流出、及び個人情報の重大な流出に関しては一応否定はしているが、もし相手が闇の世界の住人であれば自社の情報全てを完璧に守秘しきる事などそれこそ非現実的で不可能な事を夢想しているに等しい、という声明を出している。(但し一部を奪取したところでノウハウのない組織にはより多大なコストが掛かり、天文学的な対価で首を締める事になるだろうともしている) ・ブレイドハートシステムの暴走 感情が制御できる範囲を超えて無限に増幅している状態を暴走状態と呼ぶ。 この場合、出力源となる感情が際限無しに増幅されていくため出力、そしてそこから導き出される火力や身体能力の向上効果などは飛躍的に上昇していくものの、 制御できない感情によって理性が駆逐される状態にあるとも言え、単純に力押し一辺倒の戦い方になるか、あるいは特定の方法で戦うことに固執するような、いわば非常に分かりやすい状態になるとも言える。そ為、一概に出力増=戦闘力増とは言えない。 例えば真正面から力で叩き潰せる相手、あるいはそうしないといけない相手であれば問題はないものの、相手が技巧に長けた存在である場合、単純になった攻撃や裏をすぐに読まれてかえって効果が上がらなくる可能性が高い。 また、自然治癒力が際限無しに向上するとは言えど人間の身体がそれについていけるかどうか、仮についていけたとして暴走状態から回復した時にどうなるか、に関しては未だにデータが乏しいもののその副作用死亡する可能性が皆無ではない、とされている。 暴走状態に入ったとシステムが認識すると、装備の色が黒に変色する(元より黒に近い色は白に近い色に変化する)ようになり、また制御しきれない防御障壁が可視化される為外部からでも対象が暴走しているかか判断しやすいようになっている。 暴走一歩手前でもシステムが暴走と認識すれば変色は行われる。 暴走状態を回復する為には暴走の引き金を引く形になった対象の完全排除、あるいはその対象が完全に追いかけられない距離まで逃走する事、もしくは暴走状態に陥っている存在の気絶、そして暴走状態に陥っている存在にとって重要な人物からの呼びかけ等がある。 防御の出力も上がっているため気絶は一筋縄ではいかないが、大体は暴走する事による意識の集中とシステムの管理から離れる事によって障壁の薄い場所が出現するため、そこに攻撃を集中する事で常人で気絶させる事は不可能ではない。 尚、暴走状態の真逆である過抑制状態(何らかの理由で感情が極端に抑制されているため、装備を送還するエネルギーすら生み出せない状態)に陥った場合に備えて全リミッターの手動解除手段も用意されている。 無論過抑制状態でない時にもリミッターの解除は可能だが、先程言ったとおり暴走状態を制限する最後の壁を自ら解除する形になるため、出力の向上と引き換えにいつでも暴走状態になりかねない不安定な状態に自ら身を投じる形になる。 万一の場合に備えてリミッターの解除の文言も最初に設定する形になっており、レティシアの場合は「イグニッション、ジャスティス」である。(ちなみに中身はほぼ日本人みたいなものなのに英語にしたのは「なんかそのほうが格好いいから」という理由) レティシアは「正義の心」を出力源とするモニターの中では一際安定していると評されるが、 それでも「正義」と言う独善的な要素を否定できない感情由来である事、 そしてレティシアが過去経験した現実から稀に突発的で好ましくない出力の乱高下が時折見られる事から、暴走の可能性は他のモニター同様に低くないと見られている。 |
退団 |
□運命 メイフウ・アーマメント社CEO、エリック・リチャード・オルブライトの目的は他世界のエネルギー化、及びそれを扱う事による全世界の支配を行う事で頂点に立つことであった。 彼はそのために感情の高まりをキーとして他世界とシンクロ、エネルギーを抽出するブレイドハートシステムを開発。 レティシアの兄「レオンハルト・バルドハイン」を非道な薬物実験で酷使し、廃人と化したあともそのクローンを同意なく生み出し実験に従事させた。 レティシアを補佐するエージェントもまたレオンハルト・バルドハインの兄のクローンであり、レティシアを付け狙うシノビシステム『アイジン』の装着者もメイフウ社より逃れた兄のクローンの成れの果てであった。 己を実験動物として扱われるのは良い。 兄を、両親を、少年少女らの生命をたかだか「世界で頂点に立つため」だけに歪め貶めたエリックだけは許せない。 怒りをもってエリックに相対したレティシア。だがその激情、そのシチュエーションすらもエリックの手のひらの上であり、激情によってもたらされたブレイドハートシステムのオーバーロードにより他世界搾取機構『黄昏に鳴り響く鐘』に火が入り、稼働を始めてしまう。 だがエリックは侮っていた。たかだか欠陥品に過ぎないシノビシステムと融合したブレイドハートシステムなど何するものぞ、と。 レティシアは煌々と掲げ、矮小な悪に示す。眩く燃える正義、シノビシステムに翻弄されながらも強く儚く愛に生きた少女との愛の結晶、『ブレイジングジャスティス』の力を。 それは世界の一つや二つのエネルギー総量を許容するはずだった『黄昏に鳴り響く鐘』を一瞬で満たし尽くし、想定外のエネルギー流入により過負荷を受けた機構は自壊を始める。 崩壊する夢に悪が狼狽する中、真っ直ぐに立つのも難しいほどに生命を使い果たした正義の男は不敵な笑みを崩さず、言葉を突きつけた。 「終わりだ。お前の夢も、俺の復讐(せいぎ)も」 それにエリックが反論する前に、避けようの無い大きな瓦礫が二人を押しつぶす。 迫りくる死の一瞬前、レティシアは受け入れるように目を瞑った。 (魔獣の脅威は任せたぞ、円卓の騎士達……) 翌月。先月発生した地震によりメイフウ・アーマメント社の本社が倒壊した事件で、 未だ行方のわからない複数名の人々と共にエリック・リチャード・オルブライト氏を事実上死亡したものと見なす旨が告知され、 また倒壊直後に発覚したメイフウ社の違法なクローン技術の利用による取り調べの余波がアメリカの政財界の一部にまで及んでいる事がゴシップ誌の片隅をささやかに飾っていた。 □変更内容 レティシア・バルドハインの死亡 20/03/27 |
アルルカン・ライド |
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基本 | [位階] 皇帝 [生年] 不明 [性別] 男 [表の顔] 神父 [裏の顔] 探究者 |
能力4:宣告[感情] | |
[内容] | 運命を捻じ曲げ宣告した未来を確立させる 死の宣告 この宣告を受けた者は寿命以外の要因で必ず死に至る 例えライドが死んだとしてもこの運命を回避する術は無い ライドが望めば死すべき運命を変える事もできる 幸運の宣告 宣告を受けた者(あるいは物)にとって幸運だと思える出来事が起こる その他に事故や病を未然に回避できたり、運良く怪我をしなかったり 宝くじに当選したりなどその効果は様々である 不運の宣告 宣告を受けた者(あるいは物)に不幸を齎す 普通であれば回避できたはずの事故や病や、運悪く怪我をしたり 普段できる事が出来なくなったりなど様々な不幸が降り掛かる 覇王の宣告 この宣告を受けたものはライドの言葉に逆らう事ができない (強靭な精神を持っているものは抗う事もできる) 破壊の宣告 この宣告を受けた物に必ず破壊を齎す 例えライドが死んだとしてもこの運命を回避する術は無い ライドが望めば破壊の運命を変える事もできる |
能力3:楽園の鐘 [装備] | |
[内容] | , 複数の属性の魔力を宿した太古の鐘 その音はどこまでも澄んでいて、全てを魅了する程に美しい音色を響かせる 基本的には一つの属性だけでは大した力を使う事はできない(単体でも使用する事はできる) 風火水土の基本の四音と雷の音、陰と陽の音を組み合わせる事で様々な力を生み出す(例・風と水で凍りを作る・火と土で金属を作る・土と水で木を生やすなど) 陰と陽は物質創造と創造物の還元である その音はどこまでも遠くに響き、ある特定の者にだけ聞こえるようにする事もできる 音の高さや音そのものを変化させる事も可能 鐘自体の大きさも変化させる事ができ普段はハンドベルサイズ |
能力2:楽園の車輪 [装備] | |
[内容] | それが乗り物であれば、どんな乗り物にでも変化する事ができる 馬・牛車・電車・飛行機・ロケット等乗り物であれば生物無生物は関係なく変化できる 如何なる乗り物であっても陸海空の全てを駆ける事ができその進行を阻むものは無い この変化した乗り物であれば意のままに操り全て乗りこなす事ができ、通常ではできないような動きも可能 両手を離した状態で体感のみでバイクを操作する 馬車の場合手綱を放していても騎馬を手足のように意のままに操る |
能力1:楽園の衣 [装備] | |
[内容] | 小布はぎ合わせた黒っぽい、ローブとロングコートの中間の様な衣装。 そして黒っぽい頭蓋骨の仮面をつける継ぎ接ぎを変化させて黒い色の服であればどんな衣装にでも変化する。 この衣は鎧と変らない程の強度を持ち、壁抜けなどの特殊な力もある。 仮面を通して見るとその者の運命を見ることができ暗視も可能。 |
詳細 | [性格] 暗くも無く明るくも無い 抑揚のない口調で話す 負けず嫌いな一面もあり、他愛の無い会話が好きだったりする [外見] 見た目は30代 後半の壮年の男 身長は2mだが体重は70kg程で細身の絞まった体つきをしている 肌は死人のように白い 髪と瞳は何よりも黒く その眼は生気が全く感じられない 髪は伸ばしっぱなしだが不潔感はない 普段は真っ黒なロングコートを着ている(楽園の衣) [装備] 円卓の騎士一般装備 楽園の鐘 楽園の車輪 楽園の衣, |
運命 | |
EV1 | ただただ死すべき者に死の運命を下し ただただ幸福であるべき者に幸を齎す その者に最も合った運命を告げる者 元々は神の使い紛いの神父であったが、あるとき神をも超える力を得る そして、弔いと祝いの鐘を鳴らし運命を捻じ曲げ宣告を下す運命の管理人となる 魔獣の出現により世界の運命が狂い始めたため、自分の運命を変え騎士になり魔獣と戦う事を決める その目的は魔獣を駆逐し世界に正しき運命を齎す事であり、それ以外の事はありはしない 12/06/24 |
死亡 | 魔獣王である聖母マリアと単身挑み敗北し死亡する。 16/2/27 |
プレイヤー | 香道 |
佐山 悠人(さやま ゆうと) |
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基本 | [位階] 皇帝 [生年] 1992 [性別] 男 [表の顔] 無職 [裏の顔] 討魔士 |
能力4:憎悪[感情] | |
[内容] | ―――実感の無い憎悪は何があっても消えはしない。 憎悪の根幹であった記憶も失くし、憎悪の目的すらも喪失して、それでも壊れた精神に焼き付き消えない魔獣と、人へ害為す闇の者への、余りにも透明で、虚ろな憎悪。 常軌を逸した、という言葉すらも生温いそれは、真っ向から向けられれば魔獣の精神すらも冒し、その動きと意思を縛るだろう。 真っ向から向けずとも、ほんの少し向けられるだけで、向けられた相手に彼の異常性を知らしめ、逆らう事は得策ではないと知らしめ事が出来るだろう。 【以前の憎悪】 魔獣により家族を殺された事に端を成す常に耐える事無く抱き続ける狂信的なまでの憎悪。 それは限界を超えた力を引き出し。 それは恐怖と痛みを殺し。 それは彼の異常性を知らしめる。 憎悪の対象が魔獣と人に害成す闇の者のみな為、それ以外に対しては使用不能。 |
能力3: 狂気[感情] 殺意[感情] | |
[内容] |
―――自覚のある狂気程、手に負えない物はない。 完全に壊れた心と体、そこに在る精神は、彼自身が理解している通り、如何に正常に見えても、本質は狂いきっている。 その狂気は限界を容易く超える力を引き出し、何を行う事も一寸たりとて躊躇いはしない。 狂気は消える事も、隠す事も出来るものではないため、あらゆる判定に自動的に使用する。 |
能力2:死者の諦観[感情] | |
[内容] | ―――死を覚悟した者は、何も恐れはしない。 心も体もとうに砕けて、もはや死にながらも歩く身故の、悟りに等しい諦観。 元より死に直面した身故にこそ、彼は自らが傷つく事を躊躇わず、恐れる物も何もない。 基本的に戦闘時以外には組み合わせ不可。 |
能力1:騎士を守る[感情] | |
[内容] | もはや先が見えた己では奴らを絶滅する事はもはや叶わぬ、だからこそ誓った新たな信念。 彼らを討滅しうる力を持つ彼らを守る、彼らが奴らを変わらず殺せるように。 その為には死に面した己の身を盾とする事も、厭いはしない。 他の騎士に何らかの害が及ぶ場合にしか組み合わせ不可。 |
詳細 | [性格] 心―――我が完全に砕けて消えた結果、後に残ったのは虚ろな抜け殻。 一見すると物腰は丁寧で、仲間に対しては思いやりある性格をしている。 が、その実、感情は希薄で、物腰こそ丁寧なものの、その性質は憎悪が色濃く焼き付いた虚ろな狂気にすぎない。 その為、憎悪の対象を討つ事に必要ならば、如何なる非道も行為も一切の躊躇い無く行う。 逆に、それに関わらぬ対象には無関心で、それらと対応する際には慇懃無礼にすら取られる反応を示す。 【以前の性格】 基本は割合寡黙だが、それなりに丁寧な対応をする。 それなりに親しくなった相手には逆にかなり雄弁で、割合明るい砕けた対応をする。 困っている他人を見たら、出来る限り助けようとするお人好しでもある。 ―――ただし、魔獣に関わらない限り、だが。 こと魔獣や、無為に殺戮を行う類の闇の者に関わる場合、ただそれを討つ事に全てをかけて執着するようになり、その為になら如何なる犠牲も厭わない冷酷な性質になる。 なお、闇の者であっても仲間である騎士や静かに生きている手合いに対しては初見ではあまり好意的にでは無いが、普通に対応する。, [外見] 身長185 体重60 施術の結果、色素の抜け落ちた真っ白なボサボサのミドルヘアに、光の無い眼、完全に死相の浮いた、青いというよりも、白い肌色。 常に張り付いたような笑みを浮かべているが、これは本人の意識した物ではなく、無表情のような物。 かつてはラフな服装をしていたが、今はそういった拘りも当然無く、主治医の「どんな状況で着ていうる格好」という事から、漆黒のスーツにトレンチコート、死相の浮いた肌を隠す為に手にも白い手袋をつけ、ややサイズの大きいスポーティーソフト帽を目深に被っている。 【以前の外見】 身長178 体重55 自前で大雑把に切りそろえた黒い短髪に、暗く濁った光を瞳の奥に宿す鋭い眼。 それ以外はどこにでもいそうな青年。 服装はラフでしっかりした物を好む…というかそれしか着ない。 [装備] 円卓の騎士一般装備 |
運命 | |
EV1 | 平凡な一般家庭に生まれ、両親と妹の四人家族で、一介の高校生として平和に日常を過ごしてきた。 しかし、大よそ一年ほど前のある時、その日常は容易く壊された。 突然起きた衝撃波は、家を倒壊させ、そしてそれに押しつぶされ、身動きの取れぬまま、彼はそれを眼に焼き付けていた。 その衝撃波によって断末魔を上げる間も無く死んだ家族の遺体を。 それは深い憎悪として彼のうちに焼きつき、その後、生き延びてしまった彼はソレを晴らす事を目的として生き続け… そして知った、自分の敵が魔獣と呼ばれる存在である事と、それと戦う円卓の騎士の事を。 ソレを知った彼が騎士になると願うのは当然の事だった。 ―――本来ならばどれほど望もうと一切の武術も、優れた武具も持たぬ、「ただの人間」に過ぎない彼が世界最強の能力者たる円卓の騎士になる事など、到底出来ないはずだった。 しかし、彼の狂気に等しい感情は、その身を人の限界すら越えた、騎士に並ぶ程の戦闘能力を与えた、故に彼は騎士と為りえた。 しかし、只人の身でそれだけの力を振るうという事は、遠からぬ内に体の方が耐えられずに壊れる事は想定されている。 果たして、何体魔獣を殺すまで己の身は持つだろうか?そして、何体殺すまで生き延びられるだろうか? それが、現在の所の彼の最大の悩みである。 10/02/02 |
EV2 | 幾度も魔獣と戦い続け、何度も本来なら死ぬような傷を受け、 只人のまま、魔獣と戦い続けた彼の身には、もはや避け得ない限界が訪れていた。 本来ならば、動くことも、意識すらも定かで無いままに、緩慢に死を待つ身になるはずだった。 ―――それは受け入れられなかった、そうなるくらいならば、何を失うとしても、最期がどんな結末になろうと、憎悪のままに歩き続ける事を選んだ。 故に彼は、主治医である闇医者に、本来ならば限界を超える力を得る為に行う施術を死の間際まで歩き続ける、ただそれだけの為に受ける事を望んだ。 ―――その代償は大きかった。 彼は動くことが出来る、けれどその心は砕けて散った、過去の一切を失って、残っているのは憎悪が焼き付いた狂気のみ。 彼は動くことが出来る、けれどその命はとうに絶えた、いかなる奇跡も、延命も、彼にはもはや意味はない。 壊れた心が今尚体にしがみついているのは、目的すらも失せ、あまりにも透明に成り果てた憎悪を抱き続けているから。 故に、一寸でもその意識が途絶えたなら、彼の壊れきった心は、体に留まる事も出来ないだろう。 だが、それでも良いのだ、それで良いのだ。 それ以外に求めるものは、とうの昔に無くなっていたのだから。 □変更内容 能力4 内容を変更 能力3 殺意[感情] → 狂気[感情] 【以前の殺意】 感情,余りにも強すぎる憎悪から派生した凄絶なまでの殺意。 それは他者に強い重圧を与え。 それは他者の動きを縛り。 それは彼の憎悪の深さを知らしめる。 主な対象は憎悪と同じだが、こちらは情報収集時に威嚇で使う事もある。 能力2 変更 死んでも殺す[感情] → 死者の諦観[感情] 【以前の感情】 憎悪を根底とした、例え死んでも相手を殺すまで動いてみせるという狂気の信念。 逆に言えば「殺す為なら命は要らない」と言う意思の表れでもある。 その性質上、戦闘時、能力3・4と組み合わせでしか使用不能 能力1 変更 魔獣を絶滅させる[感情] → 騎士を守る[感情] 【以前の感情】 その人生の全てを魔獣を絶滅させる為だけに捧げるという誓い。 その為ならば全て捨てられるし。 その為ならば何も要らない。 そして、その為ならばどんな手段でも選ぶ。 性格変更 外見変更 装備 心が砕けた結果、必要が無くなった為、精神安定剤、鎮静剤を消去。 12/03/03 |
死亡 | すべてを出し切って、魔獣との戦いに勝利後、死亡 |
プレイヤー | 或亀 |
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