"勇者” 礎 篝(いしずえ かがり)

[位階] 皇帝
[生年] 2000年
[性別] 男性
[表の顔] 大学生(苦学生)
[裏の顔] 能力者
[プレイヤー] 法斗

能力4:未来を掴もうとする者[感情]

 その根源にある感情は"未来"の肯定であり、"運命"への挑戦である。
 不確実という混沌を肯定し、正常性という薄氷の世界を確固たるものにする決意である。
 などと言っているが、その力は何一つ変わらない
 幾多の可能性の肯定と否定を繰り返し一つの未来へと導く力
 あるいは数多の未来へと繋ぐ力。
 彼の言霊は誰かの新たな可能性となり
 あるいは他者の可能性を削ぐ力となるのだ。

能力3:境界の緋る子[感情]

  天照のように大地に太陽を照らし、青空を見せるのではない
 月詠のように大地に暗闇を陰らし、影を祝福するのではない
 その狭間、あるいは境界で逢鏡のような二つを静かに見守り続けるヒルコという黄昏(よあけ)の力。
 あるいは篝という存在の資質の昇華
 その根源は光と闇の肯定であり、その狭間に立ち続ける決意である。
 その黄昏の目に映る世界は、広く遠く、どんなものもまっすぐに見つめる強さは
 広がり続ける可能性を掴み、誰かの託宣として力を与えうるものともなるのだろう。
 それは、誰かの意思に働きかけるように… 

能力2:礎の結界 [結界]

 名の通り、有利に戦う為の礎を築くことを目的とした結界作成能力である。
 その為、能力の多くが除外や足場や壁の確保、力の譲渡といった補助的な意味合いで使う事が多い。
 ちなみに名付けたのは篝なので実は自分の名前をいれたかったのではないかという疑惑がある。
 まるで、誰かの歩みを助ける為の『礎』を築くかのように

能力1:儚き光 [霊的物質]

 単純な物の他に、伸縮自在で形状不確定な光る物質を作ることが出来る。
 これは作成後も変化させることが可能である。
 本人曰く、ロープ代わりにしてもよし、パラシュートみたいに使っても良し
 お財布やリーチの長い剣にしてもよし
 ・・・とのこと。


 伸縮自在で形状不確定な光る物質を作り出すことが出来る。
 まるで朧気ではあるが、ソレはしっかりと存在し影響を与える。
 作製後も本人の意志で形状を変化させることが出来る。
 時に武器に、時に命を助けるロープに、時に身を護る鎧に・・・変わってゆく。
 作成後、発現していられるのは30分。
 それを超えるか自身が必要としなくなった時、それは舞い散る桜のように消えてゆく。

詳細 

[性格]
 真っ直ぐな性格であると同時に過去の苦労からか
 少なからず相手を理解しようとする。
 よく、能力のせいで即断即決の攻め手と思われているが
 普段は少し優柔不断な受け身姿勢である。
 そのせいで弄られることも多い。
 表情豊かで良く、顔で話すとも言われている。
 相変わらず、受け身な姿勢の時が度々あるが
 誰かを助ける、導いてみせるという決意を見せた時だけは誰にも負けぬ攻め手のような性格になる。

[外見]
 黒髪のどこにでもいそうな高校生。
 むしろ、見た目が平凡過ぎて目立つことも少ない。
 身長は170ぴったりである
 服装はカジュアルな服装を好む。
 目の色が黄昏色になった。

[装備]
 キャッシュカード (必要経費以外は後で徴収される)
 身代わり人形 (自分の分身となる人形、魔獣退治の間、かわりに仕事などをやってくれる )
 K-Phone(円卓の騎士専用スマートフォン)
 日本刀(業物だが特に効果はない)

運命

 少し無からず、他の人に出来ない事が出来た為に気味悪がられ、家では両親に見捨てられ、学校では虐めを受け、塞ぎ込む日々を送っていた。
 しかし、偶然にもヒルコと出会い魔獣の存在と篝の才能を告げられる。
 自身の能力に意義を見つけようともがいていた自分にとってそれは生き甲斐を見つけるに等しい話であった。
 篝は悩みながらも戦う道を選ぶことにし、その日には家を出て、身に宿ったヒルコから生きる為に必要な知恵や戦い方を学んでいくことになる。
 その中で小さな幸せの見つけ方を知ったりしながら、精神的にも能力的にも成長していった。
 そして、家を出てから7年経ったある日に円卓の騎士との接触についに成功し加入を希望する。
 その瞳はどんな未来でも掴みとってやろうという希望で満ちていた。18/05/03

EV2

それは運命だったのかもしれない。
ヒルコの存在を失い(魂のみ極一部融合状態ではあるが)彼が選び抜いた道は
偶然か必然か、彼女の夢を受け継いでいた。
――――いや、それ以上の想いを抱き歩んでいた。
今の彼は世界を護る一人の守護者として表の世界を影から支え
闇の世界では迷う人々に啓示を与えてようとしている。
その根源にあるのはきっと彼の性格である『誰か』を導き続けることの出来る人になりたい。
という部分が大きく関係しているのだろう。
そして、彼はその為に前に進み続ける事をやめない。
だからこそ彼は"蛭子"という忌み嫌われる名前すらも受け継ぎ
ヒルコに育てられた自身を誇り、自身が犯したミスという名の過去を背負いながらも
果てしなく広がる未来を望み続け、決して世界から目を逸らす事はないのだ。


ちなみに余談だが伊邪那岐と伊邪那美の数えられていないが実質的な長女であり
忌子である蛭子(ヒルコ)の魂と名を受け継いでいることも含め
天照の子孫である天皇族及び桜花からは警戒されていると共に一部からは関心を寄せられているらしい。18/12/22

【変更点】
能力4 内容変更
能力3『ヒルコ』→『篝火の日る子』[感情]
(ヒルコデータ)
 彼の心の大海で葦の船に乗り彼の心の支えとなっている神になれなかった不具の子。
 しかし、国造りの神の直系の子である"彼女"の能力は決して弱くはなく、
 その託宣は篝を助けるには十分な力と知恵、そして運を与えてくれる。
 それだけであるが、それゆえに強力な能力なのである。
 また、肉体年齢が18で止まるらしい。

 ヒルコが表に出て喋ることはほとんどなく、篝が睡眠などで表の意識がない時にのみ心象世界で会話をする程度である。
 ・・・もしかしたら、人見知りなのかもしれない。
 見た目は赤髪の長髪で目は黄昏色に輝き、オーパーツのような義手義足をしている。
 身長は分からないが体格は成人女性とほとんど変わらないだろう。
能力2、1 内容変更
性格、外見変更

EV3

 真眼の騎士に選ばれ、字名「勇者」を得る。

EV4

それは奇跡だったのかもしれない
数多の世界を歩いた少年は一つの可能性へとたどり着く
"ヒルコ"という存在が仮に死んだのではないのであれば
そもそも彼女という存在の『核』がここにないのであれば…。
その後、彼は世界を廻り辿り着く。
『天磐樟船』
ヒルコが乗ってきた葦船という名のオーパーツである。
果たして、そこに彼女は居た
信仰を失い、己という核だけにしがみつきながら。
少年は少しだけ困った表情で手を差し出す。
「今度は僕の番だよ」
彼は世界をまた巡り回った。
彼女の両手足となるオーパーツを作り上げる為に
彼女という存在が確かにあるという可能性を証明するために。
気が付けば二年以上が経ち、それは成った。
「全く、普通はゆっくり休ませてくれるものだと思うのですけどね」
力は少しづつ戻っているようであるが、いつかの日のようにはいかないようで
「それで、成り損ないに何を望むのですか?」
どこか皮肉にも見える言葉を並べられて、僕はほほ笑んだ。
「境界の歩き方を教えてくれない?表と闇の狭間が…僕が居たい場所だから」
かくして、少年はまた一柱の神様もどきと一緒に歩き始めた
正常性と不確実性の狭間に立って、その両方のバランスと繋ぎ役となるために。
あるいは、その両方の可能性をどこまでも広げる為に…。

余談であるが、そんなハグレモノの郷を作ることも目指しているようだ
最も、幾つもの障害と問題がある為。まだまだできる様子はないが… 
2022/08/04

□変更内容
[表の顔] 高校生(バイト三昧)→大学生(苦学生)
[裏の顔] 討魔士→能力者
[能力4](詳細変更)
【過去の内容】
 その根源にある感情は"未来を掴み取る決意"であり、そこから生み出されたのは『選び抜く力』であった。
 それは戦闘であれ、情報収集であれ、幾多の可能性の肯定と否定を繰り返し一つの未来へと導く力である。
 他にも身体能力を向上させる事やコトダマとして特定の力を肯定することで増大させたり
 否定することで減衰させたりすることも出来る。

 そんな彼の放つ言霊はまるでその道しるべを辿るかのように他者に力を与え、奪う。
 そして、決意を纏ったその力は時に空気すらも震わせるのだ。

[能力3](名称&詳細変更)
【篝火の日る子[感情]】→【境界の緋る子[感情]】
篝火の日る子[感情]
 その二人すらも見守り続けた姉(ヒルコ)の他者への啓示の力、その昇華。
 あるいは、子(かがり)の資質の進化。
 その根源はどんな現在(いま)だろうと歩むという決意。
 そして、誰かを導く足掛かりを作りたいという願いである。
 その多くは、自身の強化という単純で純粋な力で表れる。
 しかし、その神髄は今を見る事にある。
 黄昏色の目に映る、広く遠い視野と目を背けたくなるような事実をも真っ直ぐに見るその強さは『未来を掴もうとする者』の選び抜く可能性を広げ続け最終的には、ありえないと思った未来すらも切り開くのだ。
 そして、切り開かれた未来をつかみ取った彼が放つ言霊は自身だけでなく、他者へと託宣として最大限の力を与える。
 それはまるで、ヒルコが運や知識、そして『力』を与えるようにあるいは、暗闇に輝く『篝』のように・・・誰かを導くのだ 


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