*** 魔獣戦線 セッション ***
*** DB-526 瓜面鬼 ***
***プロローグ***
どうしてだ。どうしてこうなってしまった。
寒くなった秋の夜、僕はかぼちゃの仮面の下で涙を拭っていた。
今日はハロウィン
僕と彼女が18歳。大人になってから初めてのハロウィン
トリックオアトリート
彼女にいたずらするのか、彼女を食べるのか
どちらにしても僕は彼女と結ばれる。
それは僕と彼女の決定事項だったはずなのに。
彼女は僕の家に来ず、そしてたどり着いた先で、彼女は僕にだけ向けていい笑顔を別の男に向けていた。
僕が……
僕のほうが先に好きになったのに……
そうだ。
僕の愛がまだ足りなかった。
もっと、もっと、彼女の事を愛せばいいんだ。
今まで僕の愛を縛り付けていたすべてを断ち切ればいい。
法律もマナーも正義も、他人の命も
彼女に群がる蠅どもも蹴散らし、彼女を手にいれるためなら
この世のすべてを差し出しても構わない。
僕の体も、彼女を愛する心さえあれば構わない。
なぜなら
僕の彼女の恋は永遠なのだから。